リサイタルに寄せて


猛暑続きの夏も過ぎ去り、秋風が心地良い季節になりました。夏の疲れも出やすい時期ですがいかがお過ごしでしょうか。

今回は、今月末9月30日に横浜の山手ゲーテ座にて行うピアノリサイタルのプログラムについて書いていきたいと思います。

まず初めに演奏するのは、初挑戦のカプースチン。カプースチンはジャズの影響をとても強く受けた作風で、このエチュードも明るくリズミカルな作品です。

続いてはバッハの平均律クラヴィーア曲集の第1番。この曲集はプレリュードとフーガでセットになっているのですが、このプレリュードは恐らく一番この曲集の中で耳にすることの多い曲ではないかと思います。そして同じハ長調のモーツァルトのかわいらしいソナタKV.545。この曲は「初心者のための……」と添えられているように技術的には易しく小さいソナタですが、モーツァルトらしい愛らしさにあふれたソナタです。

そして、今年没後100年を迎えるドビュッシーの「子供の領分」。この曲は彼の愛娘シュウシュウのために作られた組曲で、子供の世界を覗いているようなかわいらしい作品です。

最後はドビュッシーとベートーヴェン、二人の作曲家による「月」をテーマにした名曲2曲。月の綺麗な季節になりましたが、2曲それぞれの全く違った月の表情をお楽しみいただけたらと思います。

芸術の秋、是非音楽に浸る時間を味わっていただけたら幸いです。


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